熟成ホップの研究成果 Matured Hop Results

「熟成ホップ」は、腸から自律神経/迷走神経に刺激を与えることで、
体脂肪・内臓脂肪の低減や、脳機能・精神機能を活性化させることが確認されています。
これまでに、国内外の学術誌や学会で複数の研究成果が報告されています。
体脂肪・内臓脂肪の低減

「熟成ホップ由来苦味酸」を摂取することで交感神経の活動が高まり、褐色脂肪組織が活性化します。これによって脂肪の燃焼が促進されるため、BMIが高めの方を対象とした臨床試験で、体脂肪や内臓脂肪面積、体脂肪率を減らすことが示されました。

【体脂肪の低減】 Morimoto-Kobayashi Y, et al. Nutr J . 2016 Mar 9:15:25. より作図

【内臓脂肪の低減】 Morimoto-Kobayashi Y, et al. Nutr J . 2016 Mar 9:15:25. より作図

【体脂肪率の低減】 Morimoto-Kobayashi Y, et al. Nutr J . 2016 Mar 9:15:25. より作図

不安感軽減

「熟成ホップ由来苦味酸」を摂取すると、腸と脳をつなぐ迷走神経の働きが高まり、脳内の神経伝達物質であるノルエピネフリンの分泌が促されます。その結果、神経細胞の活動が活性化され、脳内の炎症も抑制します。これらの作用により、健常な中高年男女を対象とした臨床試験では、一時的な不安感の軽減が報告されました。

【不安感の軽減】
Fukuda T, et al. J Agric Food Chem.
2020 Jan 8;68(1):206-212.より作図 / CC-BY 4.0

注意集中力

「熟成ホップ由来苦味酸」を摂取することで、腸と脳をつなぐ迷走神経の働きが高まり、ノルエピネフリン(脳内神経伝達物質)の分泌が促されます。その結果、神経細胞の活動が活発になり、同時に脳内の炎症が抑制されることが報告されています。これらの働きにより、健常な中高年男女を対象とした臨床試験では、注意集中力の改善が確認されました。

【注意集中力の改善】
Fukuda T, et al. J Agric Food Chem.
2020 Jan 8;68(1):206-212.より作図 / CC-BY 4.0

【注意力の改善】
Kanatome A, et al. J Func Foods.
2023 Jan;100:105383. より作図 / CC-BY 4.0

毛穴の角栓除去

「熟成ホップのエキス」を含有した化粧品原料は、精製水と比較して、角質の主要成分であるケラチンの膨潤度が約3倍に高まることが確認されました。この結果から、角質が柔軟になり、毛穴の角栓を除去しやすくなる可能性が示唆されています。また、リノール酸の過酸化脂質生成を約1/14に抑制する効果も確認されており、皮脂の酸化による角栓形成のリスクを低減することが期待されます。これらの作用により、本原料を配合した化粧品は、角質および皮脂の両面に働きかけることで、毛穴の健やかな状態維持に貢献することが期待されます。

【ケラチンの膨潤度】

【過酸化脂質生成度】

何も添加しない場合(control)と比較してリノール酸の過酸化脂質生成度を約1/14に抑制しました(一般的なパーソナルケア製品や食品を安定に保存するために使用される酸化防止剤であるBHA(ブチルヒドロキシアニソール)やα-トコフェロールと同程度の抑制効果)。