- TOP
-
免疫とは?
-
免疫力を
正常に保つには? -
乳酸菌
L.ラクティス プラズマ -
乳酸菌
KW3110 - “免疫”お役立ちコラム 一覧
-
キリンの
免疫研究
【ニンバス】新型コロナいつまでうつる?
潜伏期間は?
微熱や発熱時の対処法
最終更新日:2025.11.04
最近また流行しはじめている新型コロナウイルス。
ニュースではよく「ニンバス」ということばを耳にするようになりました。
症状としては「カミソリを飲んだようなのどの痛み」と比喩されることの多い最新のコロナですが、この症状は人によっては2週間ほどつづく人もいるそう。
しかし日々の生活に追われていると、なかなか2週間も休みをとるというのは難しいですよね。
そこで本記事では、新型コロナのような症状が出たときにいつまでうつる可能性があるのか?ということや、潜伏期間や微熱、発熱時の対処法についてまとめていきます。
これからの新型コロナ感染症対策にぜひお役立てください!
コロナの症状の特徴は?
それではまず最新の新型コロナの症状をみていきましょう。
これまで新型コロナウイルスは、アルファ、デルタ、オミクロン、BA.5、XBB、JN.1、KP3など様々な変異株が発見されてきましたが、直近では「ニンバス」が猛威を振るっています。
この「ニンバス」は、のどの痛みが強い、感染力が強いといった、これまでの株といくつか異なる点はあるものの、症状自体の特徴は従来株と大きく変わっていないといわれています。
「ニンバス」がこれまでの株よりも重症化しやすいという明確な情報は今のところありませんが、重症化のリスクは十分にあるため、新型コロナウイルスに感染しないためにもマスク着用などの感染予防を心掛けることが重要です。
またもし感染してしまった場合に備え、ご自身やご家族を守るために重症化する前兆の症状は事前に知っておくに越したことはありません。厚生労働省から、緊急度の高い症状についてのチェックリストが公表されているため、現在症状が重く出てしまっている方はぜひ一度セルフチェックをしてみてください。
重症化する前兆の症状
〈表情・外見〉
- 顔色が明らかに悪い
- 唇が紫色になっている
- いつもと違う、様子がおかしい
〈息苦しさ等〉
-
息が荒くなった
(呼吸数が多くなった) - 急に息苦しくなった
-
生活をしていて
少し動くと息苦しい - 胸の痛みがある
-
横になれない。
座らないと息ができない - 肩で息をしている
-
突然(2時間以内を目安)
ゼーゼーしはじめた
〈意識障害等〉
- ぼんやりしている(反応が弱い)
- もうろうとしている(返事がない)
-
脈がとぶ、脈のリズムが
乱れる感じがする
コロナの潜伏期間は何日?
潜伏期間とは病原体に感染してから発症するまでの期間のことをいいます。新型コロナウイルスでは株によってばらつきはあるものの、最短で1日、最長で14日といわれており、平均的には感染してから3日後から5日後に症状が出ることが多いとされています。
参考:東京都保健医療局
また無症状であっても感染はするため、潜伏期間中は十分に注意する必要があります。
感染者(無症状の人も含む)がせき・くしゃみ、
会話などの際に排出されるウイルスを含んだ飛沫・エアロゾルの吸入が主な感染経路と考えられています。
少しでも体調に異変を感じたらよく休息をとり、
やむを得ず外出が必要となった場合には、
周りにうつさないよう感染予防の徹底を心がけましょう。
コロナの症状は何日で軽くなる?
軽症や中等度Ⅰの患者であれば約80%の患者が発症から7日程度で回復することが分かっています。
参考:厚生労働省|新型コロナウイルス感染症 - COVID-19 診療の手引き(PDF)
そのため、新型コロナと診断された、あるいは感染の疑いが強い場合には発症から1週間程度は自宅での療養が必要となります。東京都保健医療局によると、療養中は以下のような過ごし方をお願いしているとのことです。
- ・特に発症後5日間が他人に感染させるリスクが高いことから、発症日を0日目として5日間は外出を控えること
- ・5日目に症状が続いていた場合は、熱が下がり、痰や喉の痛みなどの 症状が軽快して24時間程度が経過するまでは、外出を控え様子を見ること
また周りの方への配慮については、下記のように言及しています。
10日間が経過するまでは、ウイルス排出の可能性があることから、不織布マスクを着用したり、高齢者等ハイリスク者との接触は控える等、周りの方へうつさないよう配慮しましょう。
また、発症後 10日を過ぎても咳やくしゃみ等の症状が続いている場合には、マスクの着用など 咳エチケットを心がけましょう。
しっかり休息をとって症状が軽くなったり無症状な方も、周りにうつさないよう感染予防行動を徹底することが重要です。
コロナウイルスはいつまでうつる?
症状は7日間程度でおおむね回復することが分かりましたが、では発症からいつまでうつる可能性があるのでしょうか?
厚生労働省によると、発症の2日前から発症後7~10日間程度はうつる可能性がある期間としています。
参考:東京都保健医療局
新型コロナウイルスの感染者がほかの人に感染させてしまう可能性がある期間は、
発症の2日前から発症後7~10日間程度とされています。この期間のうち、発症直前・直後で特に
ウイルス排出量が高くなると考えられています。
そのため、新型コロナウイルス感染症と診断された方、あるいは体調に異変を感じている方は、たとえ症状が軽微であったとしても不要・不急の外出を控えるなど、感染防止に努める必要があります。
新変異株「ニンバス」について
香港、シンガポール、米国を中心に2025年5月頃から世界的に感染が広がっている「オミクロンNB.1.8.1株」。
日本では「ニンバス」という名前でよく報道されているので、みなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか?
症状としては「のどがカミソリで切られるように痛い」といわれていますが、ウイルスとしてはどのような特徴を持っているのでしょうか。
ニンバスの最も大きな特徴は「ヒトの細胞への結合力(からだへの侵入の上手さ)」と「ワクチンによって獲得した免疫をすり抜ける能力」です。
ウイルスがからだに感染する際、細胞表面の「ACE2受容体」という部分を入口に使うのですが、ニンバスはこの入口に結合する力が高く、細胞に効率的に侵入できるといわれています。
またニンバスは、過去の新型コロナウイルスへの感染やワクチンによって獲得した免疫をすり抜ける能力(免疫逃避)が高いともいわれています。
つまり、新型コロナにかからないためには日常的に免疫力を高め、からだにウイルスを侵入させないことが重要となります。
詳しくは下記の記事にもまとめています
微熱や発熱時の対処法
それではコロナが疑われる微熱や発熱時はどのように対処すればよいのでしょうか?
新型コロナが世界的に流行し始めた2020年は、厚生労働省がコロナの受診基準として「37.5度以上の発熱が4日以上」という目安を出していました。
しかし2023年5月8日以降、新型コロナウイルスは5類に分類された経緯からこのような具体的な基準は示されなくなりました。
そのため、現在は明確な基準が無く「自分の平熱を踏まえたうえで判断する」という少し曖昧な状況となってしまっています。
Check!
厚生労働省の出しているマニュアルでは、発熱に関する指導や定義の考え方の例として
「平熱から1.0℃以上の体温上昇」を挙げています。
ではどのように判断すればよいのでしょうか?
結論としては「37.5度以上」の発熱が続くようであればコロナの疑いがあるため、抗原定性検査キットを使ってセルフチェックをしたり、かかりつけ医や身近な医療機関での受診をし、しっかりとした療養をとることをおすすめします。
翌日に仕事があったり、近日中に外出の予定が入っている場合、コロナか風邪かすぐに見分けたい方も多いかと思います。
しかし結論から言えばコロナと風邪は体温だけで見分けることはできません。
あえて新型コロナウイルスと風邪に違いがあるとすれば、それは発熱期間の長さと言われています。
通常の風邪であれば4日間ほど経過すると熱は下がることが多いですが、新型コロナウイルスでは4日以上発熱が続く場合があります。
現時点で発熱が長引いてしまっている場合は新型コロナウイルス感染の疑いが強くなるため、しっかりと自宅で療養するほか、必要に応じてかかりつけ医や身近な医療機関の受診を検討しましょう。
詳しくは下記の記事にもまとめています
すぐにできる予防対策
新型コロナウイルス感染症は、「飛沫感染(+エアロゾル感染)」と「接触感染」が主な感染経路と考えられています。
そのため、これらの経路を遮断することが感染を防止する上で非常に有効な対策となります。
具体的な方法としては、「①マスクの着用」「②こまめな手洗い・手指消毒」「③定期的な換気」といった感染症への基本的な対策が非常に有効となります。
マスクの効果については
以前の記事に詳細をまとめています
手洗いの効果については
以前の記事に詳細をまとめています
またウイルスをシャットアウトするだけでなく、自身の「免疫力を低下させない」ことも非常に重要です。
「免疫」を高めるためには
- ① 食事
- ② 運動
- ③ 睡眠
の3つが大切です。
偏った食事や運動不足、寝不足などによって免疫力は低下するため、この3つを心がけることで感染症予防につながります。
また市販のサプリメントを上手に使っていくことも有効な手段です。
いきなり生活習慣を改善するのはなかなか難しいと思うので、こういったものを活用しながら無理せず少しずつ習慣づけていきましょう!
キリンではこういった課題に対応するため、約15年間にわたって風邪や新型コロナ、インフルエンザ等に対する乳酸菌の研究を行ってきました。
次のトピックではその乳酸菌について解説していきます。
プラズマ乳酸菌の研究成果
それでは「プラズマ乳酸菌」がどういった感染症に効果があるのか、これまでの研究成果を見ていきましょう!
❶新型コロナウイルスの
増殖を抑える効果(非臨床試験)
pDCにプラズマ乳酸菌を加えて培養したあとの培地をVero細胞と呼ばれる細胞に加え、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 WK-521株)を添加する実験を行いました。
その結果、プラズマ乳酸菌を加えた方では、加えなかったものに比べてウイルス増殖量が低下するという研究データが得られました。
このことから、プラズマ乳酸菌は新型コロナウイルスに対して「増殖を抑える」働きがあることが明らかとなりました。
❷風邪・インフルエンザ様症状を
抑える効果(臨床試験)
30歳から59歳の健康な男女213名をプラズマ乳酸菌を飲んだグループと飲まなかったグループに分け、冬季70日間の症状を調べるヒト臨床試験を行いました。
その結果、「咳」や「熱っぽさ」など、風邪、インフルエンザ様症状の自覚症状が軽減されることが分かりました。
新型コロナウイルス以外にも「プラズマ乳酸菌」は様々な感染症に対して効果が示されています。
詳細は下記のページにまとめていますのでぜひご覧ください!