「乳酸菌ラクチカゼイバシラス パラカゼイ KW3110
(以下、乳酸菌L. パラカゼイ KW3110、学名:Lacticaseibacillus paracasei KW3110)」の
研究成果をご紹介するサイトです。
乳酸菌が健康に良いことは古くから知られており、近年では免疫との関係、特にアレルギーに関する研究に注目が集まっています。
キリンは、18菌種100株以上の乳酸菌の機能を探索し、
「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」にアレルギー症状や目の疲労感を軽減する効果があることを発見しました。
これまでに「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」について様々な研究成果が報告されています。
電子顕微鏡で撮影された
「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」の写真
「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」(Lacticaseibacillus paracasei KW3110)は、
古くはチーズ作りにも利用されてきた歴史があり、昔から食べられていた、ヒトにとってなじみのある乳酸菌です。
また、キリングループにおいてさまざまな試験を実施しており、豊富な安全性データを蓄積しています。
安全性について(臨床試験)
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日本人成人男女に「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」を50mg配合した粉末を1日1回、12週間摂取させた試験において、有害事象の発生は認められませんでした。
出典:Allergy Asthma Proc 30;397-405, 2009 - 日本人成人男女に「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」で発酵させたヨーグルトを1日200ml、12週間摂取させた試験において、有害事象の発生は認められませんでした。
出典:Allergology International, 2005; 54: 143-149 - 日本人成人男女に「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」を50mg(1400億個以上)配合したタブレットを1日1回、12週間摂取させた試験において、有害事象の発生は認められませんでした。
出典:Front. Nutr. 12:1568329 (2025)
喫食実績
キリングループでは2003年から「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」含有食品の製品販売実績があり、製品が原因と判断される有害事象は報告されていません。
元々はチーズなどの製造で使用されていた「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」は、キリングループの研究により、アレルギーや目の疲労感に対する効果が発見されました。「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」はアレルギーに対しては、Th1サイトカインを誘導する活性およびTh2サイトカインを抑制する活性が高く、花粉症やアレルギー性鼻炎を有する人の症状を緩和することが報告されています。目の疲労感に対しては、炎症を抑制するマクロファージの活性を高め、抗炎症性サイトカインであるIL-10の産生を誘導し、抗炎症機構を通して、ヒトにおいて、目の疲労感を軽減することが報告されています。
キリン中央研究所 森田 悠治
「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」の開発に携わった研究者。乳酸菌をはじめとして食のライフサイエンスを広く研究対象としている。
「乳酸菌L. パラカゼイ KW3110」
の学名変更について
2020年に国際微生物分類学会誌(IJSEM)で再分類が発表され、下記のように、
学名が変更になりました。そのため2020年以前の論文は旧学名が使用されています。
旧学名:Lactobacillus paracasei KW3110
新学名:Lacticaseibacillus paracasei KW3110