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vol.27
【テレビで話題】プラズマ
乳酸菌の効果は?
日本テレビ
「カズレーザーと学ぶ。」で
紹介されました!
2024.12.06
2024年11月05日(火)日本テレビ「カズレーザーと学ぶ。」でプラズマ乳酸菌が紹介されました!
番組内では「からだ全体の低下した免疫を改善するプラズマ乳酸菌」としてご紹介をいただきました。
免疫細胞全体の活性化
本記事ではテレビで紹介された「プラズマ乳酸菌」について詳しく解説していきます!
そもそも免疫力って何?
免疫力とは体内に侵入してくる「ウイルス」や「細菌」から、身体を守ってくれている防御システムのことです。
免疫力がしっかり維持されていると風邪やインフルエンザ、新型コロナといった感染症にかかりにくくなります。
免疫については下記のページでより詳しく説明しています。
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関連ページ
免疫のしくみと免疫細胞のはたらき
免疫の低下には、加齢、ストレス、運動、睡眠などが関連することが知られており、免疫力が低下すると、こういった感染症にかかりやすくなるほか、かかった時に重症化しやすくなるといったリスクも高まります。
また免疫は感染症の防御だけでなく、からだの様々な機能にも関係しているとも言われています。
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関連ページ
様々な効果
免疫には「司令塔」がいる
では私たちのからだの中で「免疫」はどのように働いているのでしょうか?
免疫には大きく分けて2つのシステムが存在します。
からだに侵入してきた病原体と最初に戦うのが「自然免疫」というシステムの免疫細胞たち。
そして自然免疫をくぐりぬけた病原体と戦うのが「獲得免疫」というシステムの免疫細胞たちです。
私たちのからだの中には、こういった様々な種類の免疫細胞が存在しており、日々外敵の侵入からからだを守っています。
その中でも、特に最も重要な存在が「pDC(プラズマサイトイド樹状細胞)」と呼ばれる細胞で、免疫細胞に指令を出す「司令塔」の役割を担っています。
この司令塔(pDC)が、侵入してきた外敵と出会うと活性化し「自然免疫」と「獲得免疫」の両方の免疫細胞たちに対して戦うための指令を出します。
このときpDC(司令塔)は「IFN-α」と呼ばれる物質で免疫細胞たちに指令を出します。
その「IFN-α」を受けとった免疫細胞たちはウイルスと戦える状態(活性化)となり、それぞれの免疫細胞たちが得意な攻撃方法で外敵(ウイルス、細菌)やっつけていきます。
免疫の“司令塔”としての
pDCの役割
ウイルス感染防御においてpDCは
重要な役割を担っています。
参考:化学と生物 53(9):626-432,2015.より改変
※1 J. Exp. Med. 147:1314–1333,1978
※2 Immunity 35, 958–971, 2011
※3 J. Exp. Med. 205, 1621-1634,2008 Immunity 34, 247–257, 2011
そのため、この「pDC」と呼ばれる司令塔は私たちの免疫機能を正常に保つために、重要なはたらきを担っていると言えます。
プラズマ乳酸菌の効果とは?
では今回番組で紹介された「プラズマ乳酸菌」の効果とはどういったものなのでしょうか?
簡単にまとめるとプラズマ乳酸菌(L.ラクティス Plasma)は免疫の司令塔である「pDC」を活性化させる効果を持っています。
そのためプラズマ乳酸菌を摂取することで、わざわざ外敵と出会わずとも免疫の司令塔に戦う準備をさせておくことが可能となります。
他の乳酸菌ではこういった効果をもたらすことは稀で、プラズマ乳酸菌はpDCを活性化できる非常にレアな乳酸菌であり、さらにそのレアな乳酸菌の中でも効果が高いことがこれまでの研究結果から明らかとなっています。
ではpDC(司令塔)に戦う準備をさせておくとどんなメリットがあるのでしょうか?
わたしたちがウイルスに感染すると、からだの中でウイルスが増殖していきます。
そして沢山増え過ぎてしまうと症状が出始める(発症する)のですが、pDC(司令塔)に戦う準備をさせておくと早期にこのウイルスに対して指令を出すことができるようになります。
その結果、ウイルスの増殖を初期の段階で抑えることができ、結果的に風邪や新型コロナといった感染症の症状を軽く抑えることにつながります。
つまり、pDC(司令塔)に戦う準備をさせておくことで、感染症の予防が期待できるということですね!
感染症に関する研究成果
それでは実際にどういった感染症に効果があるのか、これまでの研究成果を見ていきましょう!
❶新型コロナウイルスの
増殖を抑える効果
pDCにプラズマ乳酸菌を加えて培養したあとの培地をVero細胞と呼ばれる細胞に加え、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 WK-521株)を感染させた実験を行いました。
その結果、プラズマ乳酸菌を加えた方では、加えなかったものに比べてウイルス増殖量が低下するという研究データが得られました。
このことから、プラズマ乳酸菌は新型コロナウイルスに対して「増殖を抑える」働きがあることが明らかとなりました。
❷風邪・インフルエンザ様症状を
抑える効果
30歳から59歳の健康な男女213名をプラズマ乳酸菌を飲んだグループと飲まなかったグループに分け、冬季70日間の症状を調べるヒト試験を行いました。
その結果、「咳」や「熱っぽさ」など、風邪、インフルエンザ様症状の自覚症状が軽減されることが分かりました。
また、岩手県雫石町の全小中学校生を対象に行ったヒト試験(観察研究)では、プラズマ乳酸菌を給食で3か月間(週3回)配布したところ、隣接するA町と比較してインフルエンザの累積罹患率が減少する ことが分かりました。
これらのデータから、プラズマ乳酸菌は風邪やインフルエンザに対しても効果があることが明らかとなりました。
その他にも様々なウイルス、細菌に対しての研究結果があります。
ぜひ興味のある方は下記のページを覗いてみて下さい!
感染症以外にも研究が進んでいる
ここまで感染症に対する効果をまとめましたが、実は「免疫」は感染症以外のからだの機能にも関係していると最近の研究では言われています。
下記にプラズマ乳酸菌の研究成果についてまとめてみました!
❶外見の老化を抑制!
アンチエイジング効果 ※非臨床試験
プラズマ乳酸菌を摂取することで「老化スコア」の上昇が抑制されることがわかりました。
特に皮膚の様子を詳細に観察すると、老化による構造の崩れを抑制することが明らかとなりました。
❷肌フローラのバランスを維持!
肌への効果
プラズマ乳酸菌を摂取することで、肌に棲む細菌の集団(肌フローラ*)のバランスが維持され、肌バリア機能が増強されることがわかりました。
*肌フローラ(肌細菌そう):私たちの肌に棲む細菌の集団のこと。近年腸内フローラが着目されていますが、フローラは腸内だけでなく肌にも存在しています。このバランスが良好で安定な状態であれば、肌の健康も保たれやすいと言われています。細菌の種類としては「善玉菌」「日和見菌」「悪玉菌」があり、肌1平方センチメートルあたり、100〜1,000万の細菌が存在します。
肌フローラにおける効果
出典:第117回日本皮膚科学会総会
また、肌のバリア機能に重要な役割を果たす「タイトジャンクション遺伝子*」と呼ばれる遺伝子の発現量の増加も確認されています。
*タイトジャンクション遺伝子:肌の細胞同士の結合に必要なタンパク質を作る遺伝子で、水分保持能などに寄与していると言われている。
以上、テレビで紹介された「プラズマ乳酸菌」の効果について紹介させていただきました。
キリンでは「プラズマ乳酸菌」の研究を約15年間に渡り行ってきており、今回紹介した以外にも様々な健康効果が報告されています。
もし興味を持っていただけた方は、下記のページに詳細をまとめていますのでぜひご覧ください!
科学の力であなたの生活のお役に立てたら嬉しいです!