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プラズマ乳酸菌の免疫賦活効果

1)マウスに1mg/dayのプラズマ乳酸菌を2週間経口投与し、その後パラインフルエンザウイルスを感染させることで、プラズマ乳酸菌の抗パラインフルエンザ効果を検証した。その結果、プラズマ乳酸菌非投与群では10日以内に全個体の死亡が確認されたのに対してプラズマ乳酸菌投与群では死亡した個体が3割に低減し、更に肺炎症状の軽減が認められた。作用メカニズム解析の結果、腸管のpDC活性化およびIFN産生量の上昇、肺組織中各種抗ウイルス遺伝子の発現上昇が関与していることが示唆された。(図4)

**は有意水準0.01で、統計学的に有意差あり
 * は有意水準0.05で、統計学的に有意差あり

**は有意水準0.01で、統計学的に有意差あり
 * は有意水準0.05で、統計学的に有意差あり

図4)マウスにおけるパラインフルエンザウイルス感染抵抗性の上昇及び作用機構の解明

A. マウスに2週間プラズマ乳酸菌を摂取させ、致死量のパラインフルエンザウイルスを経鼻感染させた。写真はday3時の肺病理切片。
B. プラズマ乳酸菌摂取時の肺組織におけるIFN依存性抗ウイルス因子の発現量を示す。

Jounai K, Sugimura T, Ohshio K, and Fujiwara D. Oral administration of Lactococcus lactis subsp. lactis JCM 5805 enhances lung immune response resulting in protection from murine parainfluenza virus infection. PLoS One Vol 10:e0119055, 2015.


2)ヒトの末梢血単核球由来のpDCを用いて、in vitroにおけるプラズマ乳酸菌のヒトpDC活性化能を検証した。その結果、pDC活性化の指標となるHLA-DR及びCD86の発現量が上昇し、Ifn-α、Ifn-β、Ifn-λ等の遺伝子発現が上昇した。更に、健常な男女を対象としてプラズマ乳酸菌で発酵させたヨーグルト飲料(被験食品、プラズマ乳酸菌を約1,000億個以上含む)もしくはプラズマ乳酸菌を含まず香味を同一にした飲料(プラセボ食品)を摂取するプラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験を実施した。試験食品の摂取期間は4週間であり、被験食品群19名、プラセボ食品群19名が解析対象となった。試験食品摂取期間において、被験食品群はプラセボ食品群と比較して風邪自覚症状累積スコアが有意に低かった。血中の免疫細胞を用いた検討では、プラセボ食品群と比べて被験食品群において試験終了時の血中pDC活性が有意に高かった。(図5)

**は有意水準0.01で、統計学的に有意差あり
#は有意水準0.05で、統計学的に有意差あり

図5)ヒトにおけるプラズマ乳酸菌摂取時の血中pDC活性

健常人ボランティアに対する二重盲検並行群間試験。4週間後、血中pDC活性をHLA-DRを指標としてフローサイトメーターで測定した。

Sugimura T, Jounai K, Ohshio K, Tanaka T, Suwa M, and Fujiwara D. Immunomodulatory effect of Lactococcus lactis JCM 5805 on human plasmacytoid dendritic cells. Clin Immunol. 149: 509–518,2013.


3)年齢30歳以上59歳以下の健常な男女を対象として、プラズマ乳酸菌で発酵させたヨーグルト飲料(被験食品、プラズマ乳酸菌を約1,000億個含む)もしくはプラズマ乳酸菌を含まず香味を同一にした飲料(プラセボ食品)を摂取するプラセボ対照ランダム化二重盲検並行群間比較試験を実施した。試験食品の摂取期間は10週間であり、被験食品群106名、プラセボ食品群107名を解析対象とした。試験食品摂取期間において、風邪・インフルエンザの累積罹患者数は、プラセボ食品群が14名であったのに対して、被験食品群は7名であった。更に、プラセボ食品群と比較して被験食品群では、「咳・のどの痛み・熱っぽさ」等の風邪・インフルエンザ様症状の発症が有意に軽減された。末梢血単核球を用いた検討では抗ウイルス遺伝子であるISG-15遺伝子の発現量の有意な上昇が確認された。(図6)

**は有意水準0.01で、統計学的に有意差あり
出典:Br J Nutr. 114:727-733, 2015.

**は有意水準0.01で、統計学的に有意差あり
出典:Br J Nutr. 114:727-733, 2015.

図6)ヒトにおけるプラズマ乳酸菌接種時のインフルエンザ様自覚症状

健常人ボランティアに対する二重盲検並行群間試験。冬季にプラズマ乳酸菌で作ったヨーグルトを摂取させ、期間中の累積自覚症状スコアを解析した。

Sugimura T, Takahashi H, Jounai K, Ohshio K, Kanayama M, Tazumi K, Tanihata Y, Miura Y, Fujiwara D, and Yamamoto N. Effects of oral intake of plasmacytoid dendritic cells-stimulative lactic acid bacterial strain on pathogenesis of influenza-like illness and immunological response to influenza virus. Br J Nutr. 114:727-733, 2015.


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プラズマ乳酸菌研究レポート

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